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放射線防護事業の必要性

エックス線室の防護工事と運営にかかわる法規

  • ■厚生労働省・・・・・医療法施行規則・電離放射線障害防止規則
  • ■農林水産省・・・・・獣医療法施行規則
  • ■科学技術庁・・・・・原子力基本法
  • ■国土交通省・・・・・建築基準法施行令
  • ■人 事 院・・・・・人事院規則
  • ■消 防 庁・・・・・消防法施行令

医療法施行規則の該当条項(一部抜粋)

radiation_img0124条-2

病院または診療所にエックス線装置を備えた時は10日以内に
エックス線障害の防止に関する構造設備及び予防措置(放射線防護工事内容など)の概要等を記載した届出書を提出する。

radiation_img0130条-4 エックス線室の構造設備の基準

1)天井・壁・床(以下画壁等)は、その外側における実効線量が1週間につき1ミリシーベルト以下になる様遮蔽することが出来るものとする。
 ※ただし、その外側が人の通行、停在することのない場所である画壁等についてはこの限りではない。
2)エックス線診療室の室内にはエックス線装置を操作する場所を設けないこと(覗き窓枠の必要性)(遠隔操作)

radiation_img0130条-16 管理区域

病院または診療所の管理者は、管理区域(主にエックス線室)である旨を示す標識を付し、人がみだりに立ち入らないように措置を講じなければ
ならない。(管理区域の標識と錠の必要性)

管理区域の設定

管理区域はエックス線室でエックス線の遮蔽を必要とする画壁域のことです。
管理区域を設定するのに有効な素材が鉛です。
鉛は高価な建材であるため、必要以上の鉛厚での工事はコストの無駄になります。しかし、逆に必要以下の場合はエックス線の漏洩につながり、後々大がかりな補修が必要となります。適正な鉛厚で管理区域を設定し、エックス線を確実に防護することが重要です。

放射線障害とは

管理区域はエックス線室でエックス線の遮蔽を必要とする画壁域のことです。
身体の中で放射線による障害を最も生じやすいのは、人体の部位(個人差はありますが、造血臓器と生殖器など)及び、これに伴う遺伝的影響でしょう。これらが放射線におかされると、以下の箇所に障害が現れたり深刻な症状を引き起こす危険性が高まります。   

radiation_img011.造血臓器

血液中の白血球・赤血球・血液素量・血小板および骨髄細胞などが減少します。

radiation_img012.生殖器

男性 精子減少・精巣の萎縮・こうがんの縮小や退行変性がおこり、生殖能力が減退します。
女性 月経異常・卵巣の退行変性・卵巣腫瘍がおこり、生殖能力が減退して流産や胎児の死亡・奇形児出産の危険性を高めます。

radiation_img013.遺伝的影響

如何に少ない放射線であっても、突然変異はすべて有害なもので、子孫に血友病・精神分裂病・精神薄弱などが発生するリスク

radiation_img014.皮膚及び粘膜の障害

radiation_img015.目

水晶体が不透明になり白内障の危険性を高めます。

radiation_img016.筋肉・骨